近松門左衛門「おさん茂兵衛」のヒロインである、京都大経師(暦屋)の美しい妻おさんが手代の茂兵衛と密通の疑いをかけられ、かけ落ちして茂兵衛の生まれ故郷である丹波に向かう道中、この森まで来て身を伏せて隠れていたところ、おさんが咳をしたために追手に捕らえられてしまったといわれています。
下町沖田の旧但馬街道には小さな祠があり、咳の出る肺の病の治療を念じる人により灰がたくさん供えられています。近年では、恋の成就にと若者の参拝も多いようです。