【丹波巡礼の旅】
【神社庁兵庫県丹波市支部 15社】
【丹波市観光100選】 伝統行事・工芸品等部門選定 (熊野神社はだか祭り)
御祭神 伊弉册命
由緒 熊野神社は、通称「今出熊野権現」ともよばれています。
社伝には、亀山天皇(1259~1274)の時代、今の社より2km奥(位知山ともいう)の 「神篭りの滝」 という所へ紀州の熊野神社から分霊を勧請し、其の後長禄3年(1459)9月18日現在の地に遷座す。故に今出権現とも称す。
今も、井尻谷より上がる山八分のところに岩のお洞があり、お社が祭ってあります。
命の神とも崇められ、往古は、遠阪・山垣・中佐治の三ヶ村はじめ神楽谷の四ヶ村・柴村(朝来市山東町)からも健康長寿を願う参詣でが多かった。現在においても、各地より病気平癒をご祈願に参詣される。
丹波市の指定文化財として、11月3日に斎行される秋季例大祭「裸祭」、室町時代の作といわれる「木彫りの狛犬」一対、「石造狛犬」一対、明治の初め工さんが寄進した「数理の額」がある。
⛩ご朱印
直筆 (ご朱印帳を持参ください 書置き対応はしておりません
また、不在の場合は対応できませんのでご容赦ください)
授受対応時間 10:30~15:00
初穂料 300円
🚻トイレ 神社入口にあります
※トイレットペーパーが常備されていないこともありますので 必ず流せるティッシュをご用意ください
👂ちょっと耳より
熊野神社において、秋の日、古くから続く年に一度の神事、はだか祭が奉納されます。 「健康を祈り参加する神事・はだか祭り」は、「命の神」と崇められ、氏子だけでなく遠阪村をはじめ遠く神楽谷・柴村(朝来市山東町)京都府夜久野町からも健康長寿を願う参詣者が多く訪れていました。 そして毎年11月3日の秋季例大祭で奉納される「はだか祭り」こそ、各地から加護を受ける人や受けたい人がお礼参りをする、神社いちばんの神事なのです。
神事は、裸になり腰にさらしを巻き「ヨイサ」「オイサ」の掛け声勇ましく、本殿と舞堂の間を足を踏み鳴らしながら七回半駆け足で往復し、続いて神宝奉還の神事の後を追い舞堂を三回めぐった後、御幣の奪い合いをし、身の守りとして持ち帰ります。その起源は、明らかではありませんが、所作の中に「田踏み」を思わせるしぐさがあることから、鎌倉時代とも考えられています。はだか祭り神事の後、引き続き「こけら御供」をやぐらの上から参拝者に撒き頒ちます。当日は、迫力満点の子供相撲の奉納に加え、出店も立ち並び大勢の人で賑わいます。
こけら御供・・・御神餅(赤飯)を栗の木でつくった御神札(横3センチ×縦4センチ)に挟んだもの。それを煎じ、お茶としていただくと、頭痛・腹痛・風邪などに効き長生きするという謂れがあります。
昭和48年7月26日 町指定(現・丹波市)無形文化財に指定されています。