由緒ある祭神とあって、古くから地元民はいうまでもなく、近郷の人々からも崇拝されてきた神社である。
赤井幸家の父、赤井時家が三尾城主幸家の病気平穏を宇佐八幡に断念、平穏したのでその神恩報謝のため、大永6年(1526)三尾山頂に社殿を造り宇佐八幡宮を勧請した。
天正7年(1579)三尾城落城後、現地に還され当地方の守護神として祀られた。慶長6年(1601)に新たに社殿を建立したのが現在の八幡神社である。明治8年(1875)に近郷13ヶ村の郷社と定められ、同10年、社殿一切を改築。大正9年(1920)に拝殿、幣殿を新築。昭和8年(1933)には周囲の石垣を築造。昭和18年(1943)に厄神社を再建した。東中と柚津の氏子によって大切の護持されている。