【丹波巡礼の旅】
【神社庁兵庫県丹波市支部 15社】
御祭神
大日靈尊 天児屋根命 経津主命 武甕槌命 仲哀天皇
御利益
病気平癒、五穀豊穣、諸業繁栄、厄除け 開運 縁結び、安産 子授け
社格 創建
当社は人皇14代、仲哀天皇(いまより約1800年程前)にお祀りになられた御社で、天皇が中国地方の穴門へ行幸の前年にこの地方の村民が流行病で難渋しているのをご心配になられ武内宿禰をお供としてお見舞いに なり、この社に参拝され「病気平癒」を祈願され、お宮の名前を高座(たかくら)と名付けられました古社であります。以前は高座谷にありましたが、寛文10年(1670)にこの地へ遷座されました。延喜年中(901~923)当郡式内社に列せられ、弘仁4年(813)嵯峨天皇より勅額を賜りました。
しかし、古記・宝剣・勅額等は弘化3年(西暦1846年)別当観蓮失火のため惜しくも焼失してしまいました。
現在の本殿は間口2間半・奥行き1間余り、四方に廻縁がある大宮ツマ造りといわれております。
⛩ 御祭神神話
蟻の宮石碑写真また当神社は別名を『蟻の宮』と称えています。今を去ること夏おおいに旱魃の年、村民多数高座神社に参拝し七昼夜、雨乞いの祈願を致しました。七日目の夕方、村人の1人が大きな蟻が御社殿から這い出て、列を作っているのをみつけました。蟻の列をたどっていくと蟻が窪みの所で消えていなくなっていました。蟻が消えた窪みを掘り返してみると、清水がコンコンと湧き出てきました。村民は驚き感激して、溝を通し田に水をたたえ枯れかけた稲は青く蘇りました。この年、芦田の谷では豊作の年を迎えることが出来たのです。今日でも水路に水神様の祠を作り、お祭りを続けています。そして蟻は一度にたくさんの子を産み、子孫を繁栄していくと云うところから子宝に恵まれる『子授け神社』として古来より伝えられ、現在においても多くの人々が遠方よりご参拝されています。
⛩境内社
兼朝神社 馬鳴神社 若宮神社 金毘羅神社 猿田彦神社 芳魂神社 龍王水神社
🖌 ご朱印の授受
ご朱印 直筆 (書置きで対応している場合もあります)
授受対応時間 10:00~16:00
初穂料 300円
高座神社のご朱印は 春夏秋冬の4パターンにてお書きしております
春 3・4・5月 夏6・7・8月 秋9・10・11月 冬12・1・2月
🚻トイレ 社務所横にあります
※トイレットペーパーが常備されていないこともありますので 必ず流せるティッシュをご用意ください
👂ちょこっと耳寄り情報
狛犬は御神殿の魔除け・疫病災禍・邪悪などをもたらす「災」が入ってこないように御神殿を守っています。
作者である綿貫重吉氏は『日本一の石の銘工』と称された丹波佐吉氏の孫弟子といわれ、現在の山南町谷川にある「森田石材店」初代森田藤四郎氏の師匠となった人物であります。この丹波地方に12基の狛犬を作られ、その中の一つであり、昭和6年9月に当村東芦田村住人小寺忠逸氏の長寿記念として制作奉納されています。尚、神社境内玉垣も綿貫重吉氏の作にて作風に変化をもたらしています。
狛犬左側「吽型」左側の吽型の狛犬には3匹の子供を連れています。一般的には1匹の子連れの作風が多く残っておりますが、当社の狛犬には3匹刻ってあります。よ~く探してみて下さい。見付けるのも楽しいものです。
高座神社を囲む山は桜の木があり、裾野はピンク色になります
さくら
デデムシ